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05年ドラえもん雑誌掲載記事まとめ

メディアに取り上げられる機会が多いリニューアル05年ドラえもん。その中から主に“ドラえもん情報誌・アニメ情報誌・TV情報誌”に掲載された記事を集めました。上から新着順に並べています。

新映画は、「のび太の恐竜2006」

☆小学館「ぼく、ドラえもん」第25号 より

●映画2006がついに動き出した!

“映画ドラえもんの原点”が帰ってくる。藤子・F・不二雄先生が生み出した永遠の名作『のび太の恐竜』。あの感動が、新しくなったキャストとスタッフによって、最新の映画に生まれ変わり、もう一度大スクリーンに帰ってくるのだ。総監督はテレビシリーズと同じく楠葉宏三さん。そして監督には渡辺歩さんがついに就任する。『帰ってきたドラえもん』(98年)をはじめ、数々の感動作品を手かげてきた渡辺さんは、25年前の『のび太の恐竜』に心ときめかせた、まさに「ドラえもん世代」だ。「映画ドラえもん」を見て育った少年が、大人になって同じタイトルの「映画ドラえもん」の監督になる。今回の映画にはこんな素敵なストーリーも隠されていた。これはもう期待せずにはいられない!

●オリジナルシーンで、泣かせます。 総監督 楠葉宏三

『のび太の恐竜』は「映画ドラえもん」の第1作目として、80年に公開されました。当時はさまざまなアニメの劇場版が公開され始めた時期で、アニメ自体がどんどん世界を広げていった時期でもありました。ただ、当時劇場公開された作品の多くは、テレビシリーズの再編集でした。

そんななかで『ドラえもん』は最初から劇場用の新作として作られました。この意義は大きかったと思うんです。ここまで長く『ドラえもん』が続いたのは、やはりテレビと劇場版で、それぞれちがった楽しさ、魅力があったからじゃないかと。

今回の『のび太の恐竜』を、僕は単なるリメイクとは考えてないんです。まったく新しい作品として挑みたいと考えています。新たな誕生“リボーン”を目指したいですね。でも、そのためには『ドラえもん』という作品の根っこが大事になってくると思うんです。

ですから、新作映画『のび太の恐竜』は、まずは藤子・F・不二雄先生が原作で描いた世界を大事に、大切に描いていきます。日常的なもののなかに非日常を描くことによって夢や冒険がふくらんでいく楽しさ、それを守りつつ、さらにグレードアップしたいですね。

そして先生が描いた面白さはそのままに、オリジナルシーンで、更に人間ドラマを掘り下げます。どうぞ、たっぷり泣いてください!

具体的には、のび太たち5人の心根の優しさとか、人を思いやる気持ちみたいなものをもうちょっと強調したいと思っています。のび太とピー助のふれあい、子どもたち同士のふれあい。そういったものがまだまだ描けると思うんです。

また、25年が経ち、恐竜の学説にもいろいろと変化が出てきましたが、最新のものを取り入れつつ、あくまでも藤子・F・不二雄先生の描いた恐竜として描きたいと思っています。

CGなどは、壮大なカメラワークや動きをつけるためにツールとして使いますが、基本的には、人の手で描いて動かす、という感覚を大切にしたいと考えています。

新作映画として、かつて『のび太の恐竜』を観た人も、初めて観る人も楽しめる。そんな新作にしたいですね。

●いま、原作を何度も何度も読み返しています。 監督 渡辺 歩

僕は中学一年から二年にあがる春休みに『のび太の恐竜』を映画館に観に行ったんですが、あまりにも面白くてあっという間に終わってしまった印象があるんです。

あっという間に過ぎたその時間は、僕の中でも非常に大きい存在となっています。今回はもう一度原作をひもといて、それをベースにもう一度とらえ直したときにどういうことができるかっていうことが自分の課題だと思います。

『のび太の恐竜』では、親が子どもにあまり歩み寄らないような雰囲気になっています。おそらく藤子・F・不二雄先生も意図的にそうしたと思うんですけど、僕、これけっこう好きなんですよ。

ふだんは守られる存在ののび太が、恐竜ハンターという大人たちに狙われ、ピー助をかばって守る側に立つ。わずか数日間の冒険の中で描かれるこうした関係性の変化も、「子どもの世界」「大人の世界」の関係がしっかりしているからこそ際立っています。親子で観られる『ドラえもん』だからこそ、こうした部分はきちんと描きたいですね。

大人との関係性のなかで築かれていく子どもなりの世界観。これがどれだけ印象的な関係になっていくのかは、前半ののび太と家族との関わりあいや、ピー助を育てていくなかで描いていきたいと考えています。原作を読み返すと、まだまだ再発見が、それこそ山のようにあります。

旅の途中での食事のシーンなどでも、みんなが食事をしているなかで、よく見るとのび太がピー助にエサをやっている。セリフだけ追っていると見落としてしまいそうなコマの中でも、藤子・F・不二雄先生はきちんとのび太たちの生活やふれあいを描いているんですね。

こうしたふれあいの部分、きずなの部分を盛り込んでいきたいです。家に帰ったら「もう一度原作を読んでみようかな」っていう気にさせる、そういう作りにできたらなと思っています。

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映画ドラえもん のび太の恐竜2006

☆小学館「コロコロコミック」05年3月号 より

●日本中を感動させた名作が生まれかわって大スクリーンに復活!!

来春公開される映画ドラは、「のび太の恐竜」に大決定!
まだ子ども時代の、みんなのお父さんやお母さんたちを、熱く感動させた名作が、最新アニメ技術で、まったく新しい作品になって生まれ変わる!
ドラたちの新しい冒険を、ぜったい見逃すな!!

●のび太の恐竜 ドラビア大百科!!

「のび太の恐竜」っていったいどんな作品・・・!?まだ知らないきみのために、「のび太の恐竜」のスゴイところをバッチリ教えるぜ!!
ひみつ1:首長竜の子どもピー助と友達に!!
のび太が発見したタマゴから、フタバスズキリュウのピー助が誕生。ドラとのび太が恐竜を育てるぞ。
ひみつ2:白亜期の恐竜世界で大冒険!!
ピー助といっしょに、白亜紀へ出かけたドラたち。そこで、タイムマシンが故障。さらに、強敵と戦うことに!
ひみつ3:原作まんがはコロコロで大人気!!
25年前の本誌1〜3月号に、原作まんがが連載。当時の子どもたちの話題を独占。
ひみつ4:1980年映画大公開!!
80年3月映画大公開。大ヒットして、日本中を感動の渦に!

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2005年アニメドラえもん速報!!

☆小学館「ぼく、ドラえもん」第23号 より

●原作のおもしろさをとことん追求した新しいドラえもんにご期待下さい。

▼総監督 楠葉宏三さん

今回のドラえもんリニューアルについてですが、まず藤子・F・不二雄先生が描かれた原作に近い形に戻して、『ドラえもん』という作品を見直していこうということです。具体的には、コミックスで45巻出ている原作の中からエピソードを選んで、4月から新たにアニメにしていこうというわけです。

原作のまんがは、どの作品をとってもよくできているし、おもしろい。喜怒哀楽をちゃんと表現していて、ディテールの細かいところまでていねいに描かれている。そうした原作の持ち味を、テレビの前のみなさんにどういうふうにお見せできるか。それが、私たちの仕事なのですが、やっぱり、私たちがおもしろいと感じたものは、おもしろい。テレビの前の子どもたちにも通じるものだと思っています。

また“土管のある空き地なんて、いまどきじっさいにはありませんよ”なんて言う人もいますが、あれは「ドラえもんワールド」というテーマパークにおけるシンデレラ城みたいなもの。そういった原作の世界観を、だいじにしていきたい。たとえば、家の電話はプッシュホンでも、のび太たちには携帯電話を持たせないとかですね。

最近は、世の中がすごくおかしくなってきていて、毎日のニュースを聞いていても、唖然(あぜん)とするようなものばかりです。だからこそ、『ドラえもん』のような作品を、きちんとやっていく意味みたいなものを感じています。

▼シリーズ監督 善 聡一郎さん

新シリーズのコンセプトとしては、原作のおもしろいところを、どんどんやっていこうということです。25年やってる間に、ちょっとのび太の保護者みたいになってきたドラえもんにも、本来のだめロボットに立ち返ってもらって、もうちょっとフレンドリーな感じを持たせたいですね。

ぼくとしては、原作の「ドラえもんだらけ」や「合体ノリ」みたいなナンセンスとかスラップスティックな作品が大好きなので、ああいったドタバタをふやしたい。

また、自分が子どものころ、藤子・F・不二雄先生の『モジャ公』を読んで、初めてSFに触れたショック。そういったものを『ドラえもん』を通じて、子どもたちに伝えていけたらうれしいなと思っています。

▼キャラクターデザイン 渡辺歩さん

なるべく原作に忠実な、藤子・F・不二雄先生の絵の魅力を取り入れたドラえもんたちにしたいとかねてより思っていたので、ちょうどいいチャンスでした。原作が45巻もあるなかで先生の絵も変化しているのですが、自分が最初に読んだときのイメージでキャラクターをおこしてみました。

原作の持つドラえもんたちの元気さや勢いとかを、アニメならではのダイナミックな動きで表現できればと考えています。背景なども、遠近感を強調したものになりました。手前に向かってドラえもんがバーッと走ってきたり、かなりおもしろい動きになるのではと思いますね。原作に合わせてのび太の部屋がドアになりましたが、これも奥から手前に勢いのある演技をするのにぴったりですね。


(C)2005 藤子アニメだいすき!